CNETに書くほどでもないかな、というのでこっちにつらっと。ま、見る人が見たら一瞬で気がつくことを、文章に落としてみましたよパターン。
仕事の合間についったーを眺めていたら、GREEがまとまった株式の売り出しを行うという報が入ってきた。周囲のあれこれ情報を眺めてると、幾つか引っかかったので、簡単に整理してみたい。
リリース情報を見てみると、
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120091113058398.pdf
売出の主体はリクルート及び現経営陣。7,713,000株のうち、700万超が二者からとなっている。ちなみに、一番多いのは創業者である田中氏本人。
入ってきた情報をまずは並べてみる。
1)上記の通りの経営陣及びコアステークホルダーのまとまった売出
2)IVSで田中氏本人から語られた世界に出たいというメッセージ
http://twitter.com/qtaro/status/5673078561
ぱっと読むと、両者は微妙に不協和を起こした情報と読めなくは無い。
市場動向も踏まえて背景からざっと追いたい。
株価推移と周辺情報としては、ここ半年ほどはSNS業界ではGREE絶好調、業界トップを奪取か、Mixiとの天下入れ替えか、いやゲームとして見てもDeNAから移行しつつあるか。そうなると覇権か、というようなトーンがメディアや市場にあふれていた。各種の特集や分析記事も、ビジネスモデルやどう勝っているのか、というところが
株価の方は着々とPLが改善していることを受け、ウナギ登りになっている。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3632.T&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=n&p=m65,m130,s&a=v
1年チャートで見ると、13週平均にもほとんどタッチせず、一時期の任天堂を思わせるような、市場平均のトレンドを無視したごとくの一人旅状態となっている。
さて、やや本題からすると余談になるが、日々の売買高を見ると概ね50万株以下となる。今日は261,300株。100万に届く日は窓を開けてかなりのラリーの日などを除いてほぼ無い。というところで、700万株超の売り出しというのは、かなり多い。おまけして1日50万株の出来高と考えても14日分になる。売り浴びせと言われても仕方のないところかもしれない。
一般的に、役員やインサイダーが株式を売り出すのは、何か一区切りをつけたい時やメンバー入れ替えも含めてガバナンスや体制を大きく調整する際に良く起きるものであるが、雰囲気からして経営陣の刷新などは無さそうである。となると、シンプルに利益確定と読むのが自然だろうか。ファイナンスしたいというものでもない。
同時に某所で開催中のIVSにて本人の発言として出されていたのが、
http://twitter.com/qtaro/status/5673078561
「gree田中さんの言葉。 日本から世界へ、 日本を代表するインターネット企業になりたい。 そのため、現在、全職種、全業種、全ポジションの社員を募集中」。これ。
前後の文脈がないので、なんとも言いきれないところはあるが、普通に読むと「まだまだやるぜ」という意味合いとするのが自然だろう。
売り出しというのは、成長性限界から「ここらでいいだろう」という場合もあるが、2)のメッセージの方はそういうことでもないらしい。となると、いわゆるところの、右を向きながら左を向くなんてそんなこと影分身でもしない限り出来ないよ状態ということになる。
となると、出てくるのは、どこか足りてない情報があるか(項番の3以降があるか)、どこかしらの情報が違っているかという風になる。
なるよなぁ、なんか居心地悪いよなぁ、というところをまとめてみた。